4階建て高齢者向け住宅建物の1階部分に位置する「ひがしはまクリニック」は、当時勤務医だった院長が、約半年間という短い期間で開業準備を行った施設です。
医療現場でもIT化が進み、最新設備の医療機器が入ることなどを考慮しながら、毎日のように設計図に書き込みを続けました。既存施設のため配管や設備など多くの条件があり、クリニック天井部分の照明器具は、上階床下にある配水管も考慮しながら位置を決めました。床面積が152㎡と限られていましたが、天井を低くすると閉塞感が生まれるため、低くしないで済むよう工夫をしたり、内部を白いトーンで合わせることで狭さを感じさせないよう配慮したりしました。“常に患者さん目線”の院長のやさしさが、随所に詰まっているクリニックです。